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聖書について70

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(7)みことばはすべての天界にある、ここから天使の知恵がある

70 みことばが天界にあることは、今までよく知られていませんでした。また、天使と霊たちは世の人間と同じような人間であること、彼らにすべての事柄で人間にあるのと同じようなのものがあること、ただ霊的なものである相違があるだけであり、彼らのもとにあるそれらすべてのものは霊的な起源からのものであること、世の人間は自然的であり、彼らのもとのすべてのものは自然的な起源からのものであることが、教会で知られないかぎり、よく知られることもできません――このことが隠れているかぎり、みことばが天界にもあり、そこに天使により読まれていること、天界の下にいる霊たちによって読まれていることも知られることができません。
しかしこのことが永遠に隠れていないように、私に、天使や霊たちと交わりの中にいること、彼らと話すこと、彼らのもとにあるものを見ること、またその後、私が見て聞いた多くのものを物語ることが与えられました。
このことを著作『天界と地獄』(1758年ロンドンで出版)で行ないました――その著作から、天使と霊たちが人間であること、世の人間のもとにあるすべてのものが彼らのもとに豊かにあることを知ることができます。
その著作に、天使と霊たちが人間であること(73―77番と435―456番)、世の人間のもとにあるのと同じようなものが彼らのもとにもあること(170―190番)、さらにまた、神礼拝があり、彼らのもとの神殿に説教があること(221―227番)、文書それとまた本もあること(258―264番)、みことばがあること(259番)が見られます。